1. はじめに
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このマニュアルの目的:
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ArtXCloudにおける「取引タイプ」の種類と、その活用方法・考え方を整理します。
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対象ユーザー:
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ArtXCloudを利用して取引登録を行うギャラリースタッフの方
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前提条件:
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ArtXCloudにログイン済みであること
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取引登録機能の基本的な操作に慣れていること
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2. 操作内容と取引タイプの概要
登録できる取引タイプ一覧(6種類)
取引タイプ | 説明 |
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購入 | ギャラリーが作品を仕入れる場合 |
売却 | ギャラリーが作品を売却する場合 |
貸出 | ギャラリーが作品を貸し出す場合 |
借入 | ギャラリーが作品を借りる場合 |
委託 | ギャラリーが作品を委託する場合 |
受託 | アーティストなどから作品を受託する場合 |
3. 旧システムとの対応表(取引タイプの移行対応)
旧システムの 取引タイプ |
新システムの取引タイプ | 備考 |
仕入 | 購入 | 作品の買取の場合 |
受託 | 受託 | 作家や他ギャラリーから(販売)委託をされる場合 |
制作 | 該当なし | 作家に制作依頼をして、作品が手元に来た場合 |
売却キャンセル | 売却 → ステータス「キャンセル」で登録 | 売却になったが、キャンセルになった場合 |
リザーブキャンセル | 該当なし | リザーブが入ったものがキャンセルになった場合 |
委託返却 | 委託 → ステータス「キャンセル」で登録 | (販売)委託していた作品が返ってくる場合 |
手動加算 | 該当なし | その他 |
売却 | 売却 | 作品が売れた場合 |
リザーブ | 該当なし | 作品がリザーブされた場合 |
委託 | 委託 | 作品を他ギャラリーなどに(販売)委託した場合 |
受託返却 | 受託 → ステータス「キャンセル」で登録 | (販売)委託されていた作品を返却した場合 |
手動減算 | 該当なし | その他 |
※旧システムにて登録済みの取引タイプについては、対応する新しい取引タイプがある場合は名称が変更され、該当がないものはそのままの表記で保持されます。
4. 取引の作成に関する仕様
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システム連携後、取引先もArtXを利用している場合、取引は自動で生成されます。
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ArtX側からの取引作成は不可で、取引を作成できるのはArtXCloud利用者のみです。
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双方にアカウントがある場合、取引の連携が自動で行われます。
※MVPアップデート以降、上記のようなシステム連携を利用する際には、取引作成時に「取引先への認証要求(任意設定)」として以下の項目を選択可能です。詳細は次項をご参照ください。
【NEW】取引先への認証要求(任意設定)
取引作成時に、取引先に対して以下の認証要求を設定できます(任意):
項目 |
概要 |
---|---|
取引先とのシステム連携 |
取引相手もArtXサービスを利用している場合、自動で連携され、ステータスや取引情報が相互に反映されます。 |
本人確認が必要 |
本人確認書類の提出が求められます(本人確認済みでない場合は手続きが必要です)。 |
AMLチェックが必要 |
マネーロンダリング防止のためのチェック。対象者の氏名を入力し、反社チェック等の対応を行います。 |
5. サンプルケース(取引タイプの実例)
取引内容 | ギャラリー側 | 取引先側 |
アーティストが作品をギャラリーに預ける | 委託 | 受託 |
ギャラリーが預かった作品をコレクターに売却 | 売却 | 購入 |
ギャラリーが取引を完了させる | 売却終了 | 購入終了 |
ギャラリーがアーティストへ取り分を入金する | 委託完了 | 受託完了 |
6. 補足:取引タイプの見え方(相互関係)
ArtX Cloudでは、取引は「自ギャラリー側の視点」で入力しますが、取引先からは反転したタイプとして表示されます。
以下は、それぞれの関係性を示した対応表です。
ギャラリー側の取引タイプ |
取引先側に見える取引タイプ |
---|---|
購入 |
売却 |
売却 |
購入 |
貸出 |
借入 |
借入 |
貸出 |
委託 |
受託 |
受託 |
委託 |
※これはArtXCloud・ArtX間で自動連携された場合の表示関係です。
7. 問い合わせ・サポート窓口
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不明点がある場合やうまくいかない場合は、下記フォームからお問い合わせください。
👉 ArtXCloudお問い合わせフォーム
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